みんなのイゴコチ会議

Vol.07

ライゾマティクス 齋藤精一さん
インタビュー 後編

前編ではライゾマティクス 齋藤さんの仕事の仕方から、国内外のステキな公園の話まで色々なお話しを聞くことが出来ました!後編ではこのプロジェクトについての話題を中心にさらに突っ込んだお話しが聞けそうです!

UMIKENとは?

TOKYO海辺研究所、略してUMIKENは、
「東京の海辺をイゴコチのいい場所にしたい!」
という想いのもと活動する
日の出ふ頭プロジェクトによる連載コンテンツ。

「海辺をもっと豊かにするには、
たくさんの人を呼ぶしかない。」

われわれと海との関係を近くするためには、汚れとか臭いの問題も考えなければいけません。そもそも人が集まると、水もきれいになるんです。昔、じゃぶじゃぶ公園というのを作ったことがあって、人が水を使うために考えているから、きれいで楽しい場所にしなければならないという前提がありました。人が多く集まることで、場所が認知されるし、面白くなるし、常に新しくあり続けることができる。でも誰も人がいないと、使われていない野ざらしの公園になってしまいます。海にも、同じことが言えるんじゃないでしょうか。

イメージ

「日の出ふ頭プロジェクト。
これも、まずはやってみること。」

日の出桟橋もあれだけ海に囲まれてるのに、海がパブリックスペースになっていません。結局、航路の法律とか、遠浅であるとか、いろいろ規制があるんでしょう。でも、そういうのは、せっかく新しい施設を作るんだったら、思い切ってまったく新しいものをつくりたいと思うんです。そもそも都心の海って、借景としての海であって、使える海にはなっていません。せっかく国家戦略特区っていう条例措置ができたんだから、そういうのも大いに使っていくべきかなと思います。

本計画地周辺

「ライゾマが海辺でできること。
人が集まる仕掛けを考えること。」

まずは私たちがやるからには、人を滞留させる仕掛けを考えたいと思います。大人の事情っていうのもありますが、人がたくさん来ると、コーヒーショップがあった方がいいとか、駐車場があった方がいいとか、芝生があった方がいいとか、いろいろアイデアも発展していくじゃないですか。今回のように海だったら、釣りができた方がいいとか、桟橋があった方がいいとか、いろいろな発想が出てきます。予算とか事業性の問題とかで、できなくなるのをあきらめるのではなく、できるために何をすればいいか。イベントなどのコンテンツを含め、ハード・ソフトの両面から、人が滞留するために何をするかを模索したいですね。
都心の海でも、カヌーをやっていいとか、ルアー釣りやってもいいとか、規制がなくなれば、変わってくると思います。

「まずは、何かをはじめてみる。
やりたいという衝動を、行動に変える。」

日本人というのは、もともと遠慮がちですが、僕なんかは、五分五分だったらやってしまった方が絶対おもしろいと思っているんです。そういうマインドが変わっていくことが大事で、そこが変わらないと、誰かが始めないと、みんな始められないんです。まずは、やってみたいという衝動を、行動に移すことですね。そうすると、今までにないものができる。僕はどういうわけか、解けない知恵の輪が大好きなんですけど、これからのプロジェクトでも、既存の方程式を疑ってかかって、新しいことをどんどんやっていきたいですね。

ライゾマティクス齋藤さんの話から
日の出ふ頭プロジェクトのあるべき姿と
方向性について熱いアドバイスと
プレッシャー(笑)をもらいました!

期待に応えるため、
色々なアイデアを中途半端にせずに
やり切って行きたいと思います!

うみけんの今後にご期待ください!!

齋藤精一
ライゾマティクス 代表取締役社長

1975年神奈川県生まれ。東京理科大学工学部建築学科卒業。コロンビア大学建築学科で建築デザインを学び、2000年からニューヨークで活動を開始。その後Arnell Groupにてクリエイティブとして活動し、2003年の越後妻有トリエンナーレでアーティストに選出されたのをきっかけに帰国。フリーランスのクリエイティブとして活躍後、2006年にライゾマティクスを設立。建築で培ったロジカルな思考を基に、アート、コマーシャルの領域で立体、インタラクティブの作品を多数作り続けている。2009~2014年国内外の広告賞にて多数受賞。2013年D&AD Digital Design部門審査員、2014年カンヌライオンズBranded Content and Entertainment部門審査員。現在、東京理科大学理工学部建築学科、京都精華大学デザイン学科非常勤講師

stay_current_portrait

画面を縦にしてご覧ください